2月9日(金)四国犬が12人を咬んだ事件、体長が130cmって大き過ぎない?

群馬県伊勢崎市で、脱走した四国犬が小学生など12人に咬みついた事件がありましたね。

この時に咬まれたトイプードルが亡くなったんだそうです。

我が子同然に暮らしてこられただろう飼い主さんのことを思うと、とても胸が痛いです。

追いかけられて咬まれた人たちの恐怖も相当だったと思います。

こんな経験をしたら、私でもわんちゃんが苦手になるだろうなと。

 

この事件では思うことがたくさんありますが、報道のされ方にもどうなの?と思うことが。

 

狂犬病の予防接種を受けていなかったと大々的に取り上げられていますが、あたかもこの四国犬が狂犬病であるかのように捉えられかねない記事もありました。

狂犬病の予防接種を受けることは日本では義務づけられているので、受けていないことは責められていいと思います。

でも、狂犬病って、狂犬病ウイルスを保有する犬猫、コウモリなどに咬まれるか引っかかれてできた傷口からウイルスが侵入することで感染するんですよ。

日本は一応狂犬病洗浄国なので、可能性はゼロではないにしろ、そこまで怖がる必要があるのかなと思います。

咬まれただけでも怖かっただろうに、さらに過度の恐怖を与えないといけなかったのか、と。

小学生が多かったそうなので、こんな報道で追い詰められていないか心配になってしまいました。

 

狂犬病って名前から犬ばかりフォーカスされますが、哺乳類なら感染します。

なのに、犬ばかり予防接種を打たなければならないんですよね。

まぁ、人に移る原因の9割が犬というのが理由といわれているのですが。

狂犬病流行地域に行く場合は、人間も予防接種を打ってから行くのを勧められています。

 

狂犬病の予防接種に反対しているわけではないですよ。

義務なので必要だと思ってます。

でも、ここまでの報道は必要なのかなと。

 

あとおかしいなと思ったのは、四国犬が体長130cmということ。

どの記事を読んでも体長が130cmと記載されています。

 

ジャパンケンネルクラブ(JKC)によると、体長は「肩端または胸骨端より坐骨端までの直線距離」、体高は「キ甲部の最
高点より地上までの垂直距離」となってます。

つまり、体長は胸の1番出っ張った骨から、お尻の1番出っ張った骨までの直線距離です。

体高は、ざっくりと背中から地上までの垂直距離です。

 

私が見た資料では、超大型犬のセントバーナードやグレートデーンでさえ体長の平均が約82cmなのに、130cmってどんだけ大きんだよとビックリしたものです。

犬にかまれ12人軽傷 体長約130センチ、体高約60センチの2歳の四国犬 群馬の公園

 

また、日本犬保存会によると、体高と体長の比率は100対110なんだそうです。

日本犬標準の解説 Standard|日本犬保存会

日本犬保存会のサイトによると、中型に分類される四国犬の平均体高は、オス49cm〜55cm、メス46cm〜52cmの間だそうです。

比率換算すると、平均の中での大きいサイズでも体長が約60cmってことになります。

平均よりも大きいわんちゃんだったのかもしれませんが、体長が130cmのわけないのは一目瞭然ですよね。

おそらく、頭から尻尾の長さを体長としたんだと思います。

わんちゃんの体長の測り方を知らなかった人が報道したんだろうな。

ちょっと調べたら分かるのに。

 

恐怖を煽ったり、人々の怒りに火を付けるような報道。

視聴率を稼いだり部数を稼ぐためだと思います。

コロナ禍で散々観てきたので、テレビのニュースは一切観なくなりました。

だからと言って、ネットニュースにもおかしなものや偏ったものが結構あります。

情報を鵜呑みにしないようにしないとな、と改めて感じた報道でした。

 

2月9日(金)にご来店のわんちゃん

  • くうちゃん (チワワ×ヨークシャーテリア)
  • ゴンちゃん (トイプードル)

 

チワヨーキーのくうちゃん

この日は、チワワ×ヨークシャーテリアのくうちゃんが来てくれました。

目が見えていないですが、身を預けてくれるので助かっています。

恐怖心が強い子だったら、トリミングも難しいんじゃないかなと。

ずっとトリミングというものに慣れているからこそ、目が見えなくなっても平気だと思ってもらえるのかな。

シンクに映った顔しか撮れませんでした。

声には反応するけど、その反応もゆっくり。

上がカット前、下がカット後です。

スッキリしました。

 

以前、「うちの子も年を取ってきたから、トリミングサロンで1回きれいにしてもらおうかな」と言われた方がおられました。

1回もサロンに出したことがない子です。

「年を取ってから初めてサロンに」というのは、その子を想ってのことだとは思いますが、私はお勧めしません。

慣れていないところで慣れていない人に、慣れていないことをされるって相当なストレスだと思いませんか?

だからこそ、トリミングは小さい頃から定期的に慣れることが大事です。

くうちゃんのように、目が見えなくなっても身を預けてくれるようなトリミングができる。

当たり前のようで当たり前じゃないんだなぁ。

定期的に来ていただいて感謝です。

 

トイプードルのゴンちゃん

続いて、トイプードルのゴンちゃんが来てくれました。

顔は落ち着いて見えますが、尻尾はブンブン振ってます。

嬉しいなぁ。

ちりちりになりやすいゴンちゃんの毛も、きれいに洗うとふわふわになります。

今回はいつもよりもお利口にしてくれたのか、ずっと早く終わりました。

なんでこんなに早かったんだろう。

ゴンちゃん、お疲れさまでした。

人が好きなので、気が付くとそばにいてくれます。

可愛いんですよ、とっても。

また尻尾をブンブン振ってます。

 

次回も楽しみにお待ちしてますね。

ありがとうございました。

 

 

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