ご新規チワワは高齢者の飼育放棄&脱走して保護された子 いい飼い主さんに巡り合えて本当によかった…

アントンに来ていただいているわんちゃんは、可愛がられていてちゃんと飼われている子が多いです。

そうじゃないと、トリミングサロンにお願いしようとは思いませんよね。

なので、可愛がられてちゃんと飼われている子が当たり前のような気がしてしまいます。

が、そうじゃない子も多いんです。

 

可愛がられてはいるけど、その飼い方で本当にいいの?という子や、

そもそも繁殖目的で全く愛情を掛けてもらえない子もいます。

「ごはんさえ与えていればいいでしょ」的な。

 

同じ犬という種類なのに、どうして飼い主さん(や繁殖業者)によってこうも飼育環境が違うのか、と最近モヤモヤしております。

 

今日2頭目で来てくれた子は、アントンに初めて来てくれた子です。

知り合いのお家の前でうずくまっているところを保護した子だとか。

話を聞いていたら、ひどい話だったので、今帰ってきた主人に憤慨して話したところです。

そのお話はまたあとで。

 

 

3頭のわんちゃんが来てくれました

今日は、

  • モコちゃん (トイプードル)
  • ココちゃん (チワワ)
  • ルースちゃん (シーズー)

この3頭が来てくれました。

 

 

トイプードルのモコちゃん

まずは、トイプードルのモコちゃんです。

お利口さんです。

前脚がちょっと苦手ですが、毛玉もないし困ったほどではないので、全然問題ありません。

カットした後も可愛いんですが、モコちゃんのカット前の伸びた感じも好きなんですよね。

モコモコでふわふわで。

でも、この長さだと確実に絡まってしまうので、スッキリとカットしますよ。

今日もお疲れさまでした。

 

終わってからは、なぜか看板犬コニーも起き出し、一緒にそわそわ。

休憩の時は、こんなにそわそわしていなかったのになぁ。

いつも流れが同じだから、カットが終わったらお迎えだと分かるんですかね。

それにしても、コニーも一緒になってそわそわしなくていいのに。

 

 

チワワのココちゃん

続いて、ご新規のチワワさん。

ココちゃんです。

そう、冒頭部分で書いていた子です。

アントンに来ていただいている方のお家に、新たに迎え入れられました。

この子です。

すごく可愛いですよね。

 

知り合いの家の前でうずくまっていた子を保護したとのことで、

その日は寒い日で、しかもやせ細っていたそうです。

何日もさまよっていたのかな。

フケもひどくてズボンが真っ白になるほどだったそうです。

 

とりあえず迷い犬がいたと保健所や警察に連絡したそうですが、届け出はないとのこと。

その時点では、どんな事情を抱えた子かは分からなかったそうです。

 

保護してから、別の知り合いの人にココちゃんの写真を見せると、「獣医さんでこの子見たよ」との情報が。

ココちゃんを見たことがある人がいるなんて、すごい偶然ですよね。

写真だけを見て、この子だと特定できたというのもすごい。

そして、その獣医さんに事情を聞いたそうです。

 

高齢の方がココちゃんを飼えなくなって、その獣医さんに新しい飼い主を見つけてくれないかと頼んだんだそうです。

ココちゃんは見た通りとても可愛いもんだから、すぐに新しい飼い主さんが見つかりました。

でも、咬み癖があって、すぐに返されたそうです。

というのが3軒。

3軒も転々として、再び獣医さんの所に戻ってきました。

 

獣医さんの所では、首輪とリードで繋がれていたそうなのですが、ある時スポンと抜けてそのまま脱走。

さまよってガリガリになったところを保護されたとのことです。

 

…。

 

ツッコミどころ満載じゃないですか?

・高齢者の飼育放棄。

・3軒の家で飼えないと返された。

・獣医さんは咬む子だと告知して譲渡したのか。

・獣医さんなのに、抜けないように首輪の適正なキツさを分かっていないの?

・そもそも迷い犬の届け出をどうしてしていない?

もしかしたら、咬む子だから新しい貰い手がいなくて、持て余していたんじゃないかと勘ぐりたくなります。

 

分かったことは、5歳でココちゃんという名前ということ。

避妊をしているかどうかも分からないそうです。

でも、年齢が分かっただけでもよかったですよね。

 

咬む子だとは聞いていましたが、今のお母さんには咬まないそうです。

保護した時にガブリとやられただけ。

 

アントンに来たココちゃんは、超が付くほど怖がってブルブル震えてました。

怖がりさんの咬む子は私も怖い…。

ドキドキしながらのシャンプーで、顔を洗えないかな、耳洗浄はできないかな、と探り探り。

初めは怖がってお母さんの元に行きたがって、シャンプー自体慣れていないなという感じ。

でも、お母さんがずっとココちゃんを励ましてくれたおかげで、全てできました。

あれっ、いい子じゃん。

3軒のお家で返されたと聞いていたので、相当ビビッていましたがいい子でした。

そういえば、以前飼っていたパピヨンの方が数十倍凶暴だったのを思い出しました。

それでも、手放すという選択肢はなかったけどな…。

 

ココちゃんは完全にお母さんのことを信用しきっていて、その姿を見るだけで心が温かくなりました。

保護した時に結構な強さで咬まれているにもかかわらず、怯まずに愛情を注ぎ続けたんだろうなと想像できます。

普通の人なら怖くて怯んでしまいます。

怯むとわんちゃんにも伝わって余計に咬むこともあります。

ココちゃん、このお母さんの元に来られて本当によかったね。

本当によかったー!!(涙)

と書いているうちに涙が出てきました。

 

保護した後、シャンプータオルで毎日拭いて、爪切りや目薬をさしていたそうです。

そこまでできるなんて。

すごかったフケも落ち着き、爪も長過ぎることなく、素晴らしい飼い主さんだなと脱帽です。

それでも、まだちょっとニオイが気になりましたが、何度か通っていただいているうちにニオイも落ち着いてくると思います。

食べる物や、定期的なシャンプー、ブラッシングによって、わんちゃんのニオイって変わってきます。

コニーとは挨拶できるかな。

ガリガリだったココちゃんも、すっかり適正な体型に。

食欲はとてもあるそうです。

アントン内では緊張して、食欲旺盛な子も食べないこともありますが、

ココちゃんはおやつを美味しそうに食べていましたよ。

まだまだアントンは怖い所かもしれないけど、少しずつ慣れていってくれたら嬉しいな。

出会えたことに感謝です。

これからいい関係が築けたら嬉しいです。

 

 

シーズーのルースちゃん

続いて、シーズーのルースちゃんが来てくれました。

10か月以上ぶりに来てくれましたよ!

アントンを覚えていてくださって、嬉しいです。

アントン唯一のシーズー犬です。

ルースちゃん、いつもはお母さんがカットされています。

なかなかカットするのが難しい子なのに、ここまでできるのは本当にすごいです。

しかも、以前見た時よりもずっとカットがきれい。

お母さん、腕を上げられましたね。

 

爪切りや肛門腺絞りは、病院でされているとのことなので、何の心配もありませんし、

耳の汚れもそれほどないので、ルースちゃんに関しては、お母さんトリミングでも問題ない気がします。

爪が長いー、足裏もじゃもじゃー、肛門腺パンパンー、毛玉ゴロゴロー、耳がドロドロー、

これのどれか1つでも当てはまれば、ぜひ定期的に来てくださいと言うのですが、ルースちゃんは大丈夫そうです。

以前と変わったことが3つあります。

まず、脇が真っ赤になっていること。

獣医さんにはアトピーと言われているそうです。

かゆそうだなぁ。

どうしても脇は蒸れやすい所ではあるので、まずは清潔さを心掛けるといいかと思います。

とりあえず、脇はバリカンで短くさせていただきました。

2つ目の変わったことは、鼻水でべちゃべちゃになることが少なくなったこと。

カットしているうちにどんどんべちゃべちゃになっていたのに、今回はその量が明らかに減りました。

フードを替えたそうですが、もしかしたら、それが影響したのかもしれませんね。

 

3つ目は、カットがずっとお利口にできるようになったことです。

すぐに座って脚を切らせてくれなかったのに、座る回数が減りました。

お顔のカットも、確かに嫌がりはするのですが、目のきわもずっと切りやすくなりました。

えらいぞー。

可愛い♡

よく頑張ってくれました。

お預かりしたおやつ。

物凄く美味しそうに食べてましたよ。

そして完食が早い(笑)。

 

久しぶりに元気な姿を見られて嬉しかったよー。

またいつでも来てくださいね。

 

 

モコちゃん、ココちゃん、ルースちゃん、今日もありがとうございました。

また次回も楽しみにお待ちしてますね。

 

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