トリマーの専門学校というものがあり、私もだいぶ前に学生をやっていました。
その時、カットの練習に使うのが「犬体(けんたい)」です。
なんと毛だけ着脱できる優れもの!四肢の関節も動くんですよ!
目も鼻も尻尾も取れます(笑)
「目が入った時点で本物の犬だと思って優しく扱いなさい」と何度も注意されたものです。
カットの練習台「幸子」
本物の犬だと思う=名前を付ける。
といういかにも学生らしい考えの元、クラスメイトの多くは犬体に名前を付けていました(笑)。
私の犬体は勝手に友達に名前を付けられ、油性ペンで足裏に名前を書かれていました。
幸子(さちこ)。
うーん、えらい古風だなぁ。
みんな「エリザベス」とか「オリバー」とかかっこいい名前付けてたのに。
他は忘れたけどカタカナだったのは確実です。いいなぁ。
まぁせっかく名付けてもらったし、ということで、「幸子、幸子」と呼んでいるうちに、幸子が一番かわいくなってきました。
看板犬コニーと犬体幸子
コニーと触れ合わせてみました。
形は生き物だけど、においがしない。
得体も知れないものだと、若干戸惑っていました。
テレビの中の生き物にも吠えるコニー(お相撲さんにも吠えます)。
でも幸子には吠えません。
戸惑って戸惑って、諦めました。
その後、いい距離感を保ちつつ、気にしつつ、
というのを延々と繰り返し。
結局、一緒に店番をしてくれることになりました。
※幸子は吠えません(笑)。
と、遊んでしまいましたが、ちゃんと犬体としての役割を果たしてくれますよ。
さぁ、カットの練習練習!
どんどん短くなる幸子。当然伸びません。
そろそろカットが厳しい長さになってきました。新しい毛に変えようかどうしようか悩み中。
トリマーの練習に使う幸子の紹介でした~。違った。犬体の紹介でした~。