今日も雷がゴロゴロいっていましたね。
またかぁ、という感じで特に気に留めていなかったのですが、
Yahoo!を開いてビックリ!
トップニュースに「富山1時間110㎜の猛烈な雨か」との文字。
記録的短時間大雨情報が出ていたようです。
富山市山田付近が110㎜、砺波市庄川町付近が100㎜。
1時間で!?
あなたは大丈夫でしたか?
車の運転されていた方、怖かったでしょう…。
今は雨も上がり落ち着いたのですが、こういう時はくれぐれも気を付けてくださいね。
わんちゃんを飼っている方にぜひ読んでほしい本3選!
本屋さんに行くと、なんだかワクワクしませんか?
といっても、決して読書家ではないのですが、たまに良書に出会うと嬉しくなります。
今日は、わんちゃんを飼っている方、わんちゃんが好きな方に、ぜひ読んでもらいたい本をご紹介します。
たかが本、されど本です。
考え方ががらりと変わりますよ。
『幸福な犬 世界一幸せな飼い主になる方法』渡辺眞子 著
この本は、タイトルに惹かれて買ったはいいけど、
ずっと積ん読状態になっていたもの。
この仕事を始めてから、やっと読み始めたのですが、
なんでもっと早く読まなかったの?と後悔してしまうほど、内容の濃いものでした。
トイプードルのクータを飼ってからの、数々のトラブルを軸に、
飼い主としてのモラルを考えさせられる1冊です。
飼って早々、寄生虫や、原因不明の耳のかゆみ、下痢・軟便に奔走される著者。
クータの入手先に偵察に行くと、あまり清潔なペットショップではなかったそうです。
病気の子が多いショップだとか。
早期に親と離されるなどのストレスもあったようです。
他にも、トレーニングの大切さ、動物病院へ何軒も奔走したこと、
フードやデンタルケアなどなど、わんちゃんを飼っていると遭遇する事柄がたくさん述べられています。
この本を読んで、きちんとしたお散歩ってとっても大事!と再確認。
愛犬コニーのお散歩の仕方を見直したほどです。
読みやすいエッセイなので、ぜひぜひ読んでみてくださいね。
『ドイツの犬はなぜ幸せか 犬の権利、人の義務』グレーフェ彧子 著
この本は、トリマーの専門学校で、教科書と一緒に全員が買った本です。
というのも、
この学校の海外研修では、著者であるグレーフェ彧子さんの講義を受けたんですよ~。
ものすごくいい経験をさせてもらいました。
ドイツの現状を知るたびに、日本ってペット後進国だな、と思い知らされます。
愛犬ボニーの目線で、ドイツでの暮らしがつづられている1冊。
ドイツでは、郵便局や銀行、文房具屋や花屋も犬と一緒に入れるそうです。
ほとんどのレストランでも同伴OK、
電車も子ども料金を払えば普通にバッグに入れることなく乗れます。
どうしてそれが可能かといえば、
どの犬も、当然のようにトレーニングをされているからです。
私が海外研修に行った時は、デパートの中に普通にいてビックリしたのを覚えています。
細かな条例もあり、「1日合計2時間以上接触を持つべき」、
「1日最低8時間、視界距離内または、呼べば聞こえる範囲内にいるべき」というもの。
外飼いの規則もあり、「鎖の長さ6m以上」、「両側に2.5mの行動範囲」、「繋がれている時間は14時間以内」、「檻で飼う場合、散歩は2時間以上(犬種による)」。
他にも、細かい規定がたくさんあります(この本が書かれた2000年当時)。
これを破ると、「動物虐待」で罰金を取られるそうです。
社会全体がわんちゃんに優しいです。
これも、飼い主さんがしっかりとわんちゃんを飼っているからなんですね。
ふんの始末を怠った人にも罰金とか、犬税なんかもあるそうですよ。
こういうドイツ事情が、ボニーの優しい語り口で書かれているので、読みやすいですよ~。
あっ、グレーフェさんがボニー亡き後に飼った子が「コニー」だったので、
うちの子は「コニー」と名付けました。
『ねこバカ×いぬバカ』養老孟司、近藤誠 著
この本も、専門学校のとても尊敬する先生に「読め!」と言われた本です。
言われてすぐ買いに行きました。
中は対談形式なので、上2冊よりも、ずーっと気軽に読み進められます。
文字も大きいし、可愛い写真もあるし。
活字が苦手な方でも読みやすいと思いますよ。
第1章と第2章に分かれていて、
第1章は、ただただほっこりした気持ちで読めます。
先生が「読め!」と言ったのは第2章。「ペットと人の医療」。
犬猫だけでなく、人の医療に関しても、考えさせられる内容です。
もちろん考え方は人それぞれなので、一概には言えませんが、
こういう考え方もあるのね、という思いで読んでいただけたら、と思います。
今は、家の中で飼うことが多くなったことと、蚊が少なくなったことで寿命が延びたそうです。
フィラリアで亡くなっていた子が多かったんですね。
寿命が長くなる=がんになる子が増える。
高齢ペットが増える中、がん治療や介護などの問題を取り上げた、興味深い対談が繰り広げられていますよ。
ぜひぜひ。
うちの亡き2頭は幸せだったのか?
これらの本を読んでいると、うちの子に当てはめて考えてしまいます。
コニーの前に、パピヨンを2頭飼っていたのですが、
それはもう可愛かったです。
右がアントン、左がアニーです。
この写真は、アントンの生涯最後のお散歩から帰って来た時に撮ったもの。
思い出すだけで泣けてきそうです。
2人が亡くなって思ったこと。
もっとこうすればよかった、ああすればよかった、という後悔の念。
「散歩はそんなにしなくていいですよ」と店員さんに言われて買ったアントン。
今そんなことを言われたら、そのお店では絶対買いません。
鵜呑みにしてしまって、臆病でお散歩嫌いになってしまいました。
小さい頃にあまり触らなかったアニー。
お尻を触ると、ビックリするほど怒るようになりました。
抱っこをしても怒るので、最後は私以外抱っこできませんでした。
石が大好きで、近くの浜に行くととても嬉しそうでした。
可愛かったなぁ。
「亡くなってから後悔する飼い方をするな」と、先ほどの先生に重々言われてました。
言われていたのに…、ダメですね。
「ドッグサロン アントン」を始めるにあたって、
そんな思いを、他の飼い主さんにしてほしくない、と強く思うようになりました。
わんちゃんの幸せは、飼い主さんの幸せでもありますよね。
これからも、わんちゃんが幸せに暮らせるお手伝いができれば、と思います。
今のうちの子はというと…
コニーは幸せなのかしら。
目いっぱいの愛情を注いでいきたいと思います。
あくまでも正しい注ぎ方で。
なにしろデブになりつつあるので、気を付けたいです。
最後は本から若干脱線した内容になってしまいましたが、
わんちゃんの飼い方を考えさせられた、良書3冊のご紹介でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。